高すぎたオーダーメイド絵本
ある日、SNSで目にした「子どもが主人公になれるオーダーメイド絵本」。
素敵だなと思って値段を見た瞬間、正直…びっくりしました。

可愛いけど、高い!!
「うちの子の名前が出てくるだけで、この値段?」
そう思って一度はあきらめたけれど、どこかでずっとモヤモヤ。
ちょうどその頃、私がAIカルタを構想していたのもあって
「絵本もAIで作れたら、手軽にオリジナル絵本を楽しめるかも」と思いつきました。
試しにAI(ChatGPT)でストーリーを作ってみたら…
あっという間に、うちの子が主人公のお話が完成!
さらに画像生成も依頼すれば、オリジナルのイラストで絵本が作れちゃう。
- 名前や好きなキャラクターが出てくる
- 絵本の世界にうちの子が入り込める
- お金をかけなくても十分満足できる
今回は、そんなAIで作る「世界に一冊だけの絵本」の作り方を紹介します。
子どもが主役の物語、あなたも一緒に作ってみませんか?
・ChatGPTで構成・本文・挿絵の指示まで、絵本づくりがぜんぶ完結!
・子どもの名前や好きなもの入り絵本に大喜び!毎晩リクエストされる1冊に

紹介するプロンプト(指示文)は【Copy】ボタンを押すと簡単にコピーできますChatGPTの入力欄にそのまま貼るも良し!
ちょっとアレンジするも良しです!
このブログではAIの中でも日本語で使いやすいChatGPT(無料プラン)でできることだけ紹介しているので気軽に使ってみてください。
もしChatGPTって何?という人はこちらを見てね👇️
1:ChatGPTだけで絵本が作れる!ストーリーもイラストもおまかせ
「絵本って、絵もお話も考えるの大変そう…」
そう思っていた私にとって、ChatGPTだけで絵本が作れると知ったときは、正直驚きでした。
文章を考えるだけでなく、挿絵まで自動で作ってくれる。
つまり、ストーリーもイラストも、すべてChatGPTひとつで完結できるんです!
ストーリーは会話でぽんっとできあがる
たとえばこんなふうにお願いするだけで…
「3歳の女の子〇〇ちゃんが主人公で、好きな食べ物はメロンパン。
魔法の世界を冒険するお話を五場面構成で作ってください。」
すると、起承転結がしっかりした絵本のようなストーリーが
ほんの数秒で完成!キャラクターの名前や性格もちゃんと考えてくれます。
イラストも「こんな場面」と伝えれば作れる!
ストーリーの各シーンに合わせて、
「魔法の森でメロンパンを見つけて笑顔になる女の子のアニメ風イラスト」
「小さなドラゴンと手をつないで歩く〇〇ちゃんの後ろ姿」
などと伝えると、シーンぴったりの挿絵を生成してくれます。
背景・表情・雰囲気もリクエストできるので、
まるでプロのイラストレーターと一緒に作っているような感覚に!
実際に娘に読んでみたら…飛びあがって喜んだ!
完成した絵本を娘に読んであげたときの反応は、想像以上でした。
「〇〇ちゃんだって!!」
とびあがって大喜びし、「もういっかい読んで!」の連続。
自分の名前が出てくる、好きなものが登場する、
それだけで絵本が「自分のおはなし」になるんですね。
2:ChatGPTで絵本を作る方法|構成づくりから挿絵生成までの流れ
ChatGPTがいれば、絵本のストーリーもイラストもすべてテキストで指示するだけで作れてしまいます。
ここでは、私が実際に試してうまくいった「構成→本文→イラスト」の流れを紹介します。
ステップ①|まずは構成案を出してもらう
いきなり本文を書いてもらうのではなく、最初に全体の構成案を複数パターンで出してもらうのがおすすめです。
ChatGPTへの指示例(プロンプト):
3歳の女の子「はなちゃん」が主人公の絵本を作りたいです。
以下の情報をもとに、起承転結を含んだ構成案を3パターン提案してください。
・はなちゃんは元気でやさしい性格
・好きな食べ物はメロンパン
・舞台は魔法の森
・読み聞かせ用のストーリーで、5シーン構成が理想です
するとChatGPTは、
「メロンパンを探す冒険」「動物と出会うお話」「まほうの力を手に入れる展開」など、ストーリーの設計図を3つ提案してくれます。
その中から気に入ったものを選びましょう!
ステップ②|選んだ構成を元に、ページごとの本文を作ってもらう
構成が決まったら、それを元に1ページごとの本文(ナレーションやセリフ)を丁寧に作ってもらいます。
指示例(プロンプト):
選んだ構成案①に沿って、絵本本文を書いてください。
1ページに1シーンとして、全部で5ページ分、3歳の子どもでも分かるやさしい言葉でお願いします。
これで、起承転結+読みやすいリズムのある文が自然に仕上がります。
ステップ③|各シーンに合うイラストの説明文とプロンプトを作成してもらう
次に、それぞれのページに合うイラストのイメージや、画像生成用プロンプトをChatGPTに書いてもらいます。
指示例(プロンプト):
各ページに1つ挿絵を入れます。
本文に合う挿絵の内容を説明してください。
あわせて、画像生成AIに使えるプロンプトも作ってください。
プロンプトには絵本の統一感と登場人物の一貫性の指示をいれてください。
サイズは1024×1024を指定してください。
出力された画像生成用のプロンプトをそのままチャット欄にコピペするだけで、挿絵も完成!
絵を考えるのが苦手でも、AIがぴったりのイメージをサポートしてくれます。

画像生成用のプロンプトは英語で出力されますがコピペでOK!
1枚ずつしか出力できないので1つずつチャット欄に入れてね
ステップ④|ストーリーとイラストを組み合わせて絵本にする
ストーリーとイラストがそろったら、あとは1ページずつ並べて絵本の形にまとめていきます。
- Canva 無料で操作簡単
- PowerPoint/Googleスライド 慣れている方で
- 手書き イラストだけ印刷しても
完成したら、読み聞かせタイム・お出かけ用の絵本・プレゼントとしても大活躍です!
実際に作った絵本はこちら⬇️
3:子どもが夢中に!絵本づくりをもっと楽しくする工夫とコツ
AIで絵本をつくると、簡単に完成してしまうからこそ——
ちょっとした工夫やわが家らしさを加えることで、ぐっと特別な一冊になります。
ここでは、私が実際に試してよかったポイントや、「これもアリ!」と思ったアイデアを紹介します。
子どもの名前・見た目・好きなものをしっかり入れる
- 名前を入れるだけでも「自分の話!」という特別感アップ
- 子どもと同じ見た目(髪型、服装など)に近いと親近感アップ
- 「メロンパン」「ピンクのドレス」「うさぎ」など、好きな物をたくさん詰め込もう

子どもの日常と絵本の世界がリンクすると
夢中になりそうですよね
家族やお友だちを登場させるのもおすすめ!
- 主人公のお手伝い役にパパやママが出てきたり
- 最後に「おうちで待っていたのは、にっこり笑ったはなちゃんの家族でした」と家族が登場したり
お話のテーマは「うちの子×ワクワク」から考える!
「何をテーマにすればいいかわからない…」というときは、
ChatGPTに「子どもが夢中になれるテーマを提案して」と聞いてみるのも手!
例:3~5歳向けで人気のテーマ
- おばけ・モンスター・忍者
- 魔法・どうぶつ・電車やバス
- お姫さま・ヒーロー・おままごと
日常+ちょっとした非日常を組み合わせると、物語にぐっと引き込まれます。
イラストが苦手でも大丈夫!AI画像×手描きのハイブリッドも
- AI画像をプリントして切り貼りしてもよし
- 子どもと一緒に「絵をぬる」「背景を描く」などの作業を加えると一気に手作り感UP
- イラストが得意なら、AI画像を参考に自分で描いてみるのも◎
全部AI任せじゃないからこそ、家族の思い出として残せそうですよね。
4:オリジナル絵本を作ってみた!子どものリアルな反応
絵本が完成したその日。
わくわくしながら、娘に読み聞かせを始めました。
すると1ページ目で、いきなり反応。
「はなちゃんだ!!」と大興奮!
主人公の名前を読み上げた瞬間、娘が目をまんまるにして、

はなちゃんだ!
はなちゃんのお話なの!?
飛び跳ねて大喜び。
自分の名前が物語の中に登場するだけで、特別感がありますよね。
だれかのお話ではなく、自分の物語を体験している感覚になったようでした。
大好きなモチーフも登場してルンルン
さらに、お話の中には娘の大好きなモチーフ——
「メロンパン」や「かわいい魔法の動物たち」も次々登場。
「メロンパン出てきたー!」「このうさぎ、かわいいね♡」と、
ページをめくるたびにニコニコが止まりませんでした。
ストーリーそのものというより、「自分が主役」「好きなものが出てくる」
それだけで、絵本は娘にとって特別な1冊になったようです。
なんどもなんども「読んで!」のリクエスト
その夜から数日間は、寝る前のお決まり絵本に。
「ママ、あのはなちゃんのおはなし、読んで!」
何度も何度も読みました。
いつもの絵本とはちがう、うちの子だけの絵本。
内容を覚えていても、最後まで毎回楽しそうに聞いてくれました。
世界にひとつだけの絵本をAIで!親子の時間がもっと特別になる
「オリジナル絵本を作ってみたいけど、難しそう」
「自分には無理かも…」そう思っていた私でも、
AIのおかげで、うちの子が主人公の絵本を簡単に作ることができました。
- 名前や好きなものが出てくるストーリー
- AIが考えてくれるやさしい文章
- イメージにぴったりの挿絵を自動で用意
どれも特別なスキルは必要なく、会話をしながら作るだけ。
完成した絵本は、娘にとって「わたしの本」そのものでした。
ページをめくるたびに笑顔になって、「もう一回読んで!」とおねだりされる時間。
それは、ただの読み聞かせではなく、親子の心が通い合うひとときになりました。
もしあなたが「作ってみようかな」と少しでも思っているなら、ぜひ挑戦してみてください。
きっと、想像以上の喜びと、子どもの最高の笑顔に出会えるはずですよ!