カルタを作ろうと思ったきっかけ

ママ、〇〇のカルタで遊びたい!
ある日、3歳の娘がぽつりとそう言いました。
娘が大好きなキャラクター。
でも、どこを探してもその推しのカルタは市販されていませんでした。
ちょうどひらがなに興味が出てきて覚えはじめた頃。

せっかくだから、好きなものが描かれたカルタを作ってあげたい
そう思って作ってみたのが、完全オリジナルのカルタ作りです。
とはいえ、絵も川柳も得意じゃない私がどうやって…?
そんなときに頼りになったのが、AI(ChatGPT)。
読み札の文章をサクッと作ってくれて、イラストは無料素材サイトや画像生成で用意。
完成したカルタは、想像以上に娘に大ヒット!
- 好きなものがたくさんだから集中して遊べる
- ひらがなの練習にもなる
- 親子のコミュニケーションの時間にもなる
まさに一石三鳥の知育あそびになりました。
この記事では、そんなオリジナルカルタの作り方と我が家の実例を詳しくご紹介します。
「ちょっと面白そう」「子どもと一緒に作ってみたい」と思ったら、ぜひ読んでみてくださいね。
・AIで読み札を自動作成
好きなテーマやイラストに合わせて、五・七・五の文章を簡単に生成。
・手作りかるたで親子の時間がもっと楽しく
名前や好きな物を入れて、子どもが夢中に!ひらがな練習にも◎
・無料テンプレート付きで誰でもすぐ始められる
印刷→厚紙に貼るだけ!家にある材料でお手軽工作

紹介するプロンプト(指示文)は【Copy】ボタンを押すと簡単にコピーできますChatGPTの入力欄にそのまま貼るも良し!
ちょっとアレンジするも良しです!
このブログではAIの中でも日本語で使いやすいChatGPT(無料プラン)でできることだけ紹介しているので気軽に使ってみてください。
もしChatGPTって何?という人はこちらを見てね👇️
1:AIでカルタを作るってどういうこと?
カルタの「読み札」と「取り札」、それぞれの役割とは?
カルタは、「読み札(よみふだ)」と「取り札(とりふだ)」のセットで構成されています。
- 読み札:声に出して読む短い文章(多くは五・七・五のリズム)
- 取り札:その文章に合う絵や文字(絵札)
通常のかるたは既製品として販売されていますが、オリジナルで作る場合は、この2つを自分で自由に組み合わせられるのが醍醐味です。
AIが「五・七・五」の読み札を考えてくれる!
文章を五・七・五のリズムで整えるのは、なかなか難しいもの。
でもAIに、
「五・七・五形式で、動物をテーマに、動物名を先頭に入れて読み札を作って」
と指示すると、ちゃんと条件に沿った文を考えてくれます。
たとえば「動物」をテーマに作った場合⋯
- 【あ】あらいぐま ごはんまだかな てをあらうよ
- 【い】いぬさんが おにわでジャンプ たのしいな
- 【う】うさぎさん にんじんたべて うれしそう
このように、「動物名を文の最初に入れて」かつ「五・七・五」にするという細かな指定も、ちゃんと反映してくれます。
実際にやってみた!わが家の場合は「イラスト→文」の順で
ちなみに、我が家では入れたいイラストを先に決めてから作りました。
娘が好きそうなイラスト(無料イラスト素材)を先に選び、
そのイラストに合う読み札をAIに作ってもらったのです。
たとえば⋯
- 取り札(イラスト):新幹線の絵
- AIに依頼した文:「しんかんせんから始まる五・七・五の読み札を作ってください。」
するとこんなふうに提案してくれました:
- 【し】しんかんせん かぜをきって はしっていくよ

テーマを私が考えて、文章づくりはAIにお任せ!
娘が好きになってくれるかな?と思いながらイラストを選ぶのは楽しかったです。
2:オリジナルカルタの作り方
ステップ①|AIに読み札を考えてもらう
まずは、テーマと形式を決めて、AIに読み札を作ってもらいましょう。

紹介するプロンプト(指示文)は【Copy】ボタンを押すと簡単にコピーできますChatGPTの入力欄にそのまま貼るも良し!
ちょっとアレンジするも良しです!
テーマから作る方法
「動物」をテーマに、ひらがな50音の五・七・五形式の読み札を作るプロンプトです。
テーマを好きなものに変えて使ってみてくださいね。
あなたは川柳作家です。
カルタにぴったりなテンポの良い川柳を書いてください。
ひらがなの「あ~ん」まで46音から始まるカルタの読み札の文章を書いてください。
最初の句に動物の名前が入るようにしてください。
3歳の子どもが分かる内容にしてください。
好きな言葉を入れて作る方法
最初の句だけ指定して五・七・五形式の読み札を作るプロンプトです。
【え】以降も指定しても良いし、好きな所だけ指定してもOKです。
あなたは川柳作家です。
カルタにぴったりなテンポの良い川柳を書いてください。
ひらがなの「あ~ん」まで46音から始まるカルタの読み札の文章を書いてください。
最初の句はこちらで書くので続きを考えてください。
3歳の子どもが分かる内容にしてください。
【あ】:あかいりんご
【い】:いもほり
【う】:うしさん

こんな感じでどうでしょうか?
【あ】:あかいりんご → もぐもぐたべて にっこにこ
【い】:いもほり → どろんこになって たのしいな
【う】:うさぎさん → ぴょんととびだし こんにちは
ステップ②|取り札イラストを用意する
次に、読み札に合った取り札用のイラストを用意します。
手描きでも良いですし、お子様と一緒に描くのも楽しいかもしれませんね。
無料イラストを使う、AI画像生成を使う方法もご紹介します。
無料のイラストサイトの紹介
すべて無料で使えるイラストサイトをご紹介します。
・いらすとや
人物や動物のイラストがたくさん。
同じ方が書いたイラストなのでテイストが揃えられます。
・イラストAC
可愛いイラストが豊富です。ただ広告が少し面倒かも。

・素材屋CNP
CNPというキャラクターのイラスト。猫のイラストが可愛いです。

AI画像生成を使って作る
画像もAIにお任せできちゃいます。
読み札にぴったりなイラストをお願いすることも可能です。
あなたはイラストレーターです。
カルタの絵札にぴったりなイラストを書いてください。
3歳の子ども向けの分かりやすい可愛らしいテイストでお願いします。
文字は入れないでください。
背景は白にしてください。
以下の読み札の文章に合うイラストをお願いします。
【あ】:あかいりんご もぐもぐたべて にっこにこ

可愛いイラストが描けました

ステップ③|テンプレートに入力して印刷&カット!
文章とイラストがそろったら、テンプレートに入力して印刷するだけ。
テンプレートはカラー用と白黒用で作ってみたので使ってみてください。
テンプレートへの入力はCanvaやWordなどを使うとラクです。
そして印刷したら、厚紙に貼ってしっかりとしたカルタに仕上げましょう!
家にプリンターがある方は、厚紙に印刷するのがおすすめ。切るだけで完成です。
わが家のおすすめ工作法
私は、普通紙に印刷して、ヨーグルトの底板やお菓子の箱の厚紙に貼り付けて作りました。
市販の厚紙は高いのもあってリサイクルにもなって一石二鳥!
ラミネーターがなくても、透明テープで表面を保護するだけでも十分長持ちしますよ。


A4サイズ台紙
ステップ④|親子で遊んでみよう!
完成したら、さっそく親子でかるた遊びスタート!
- 読み札を声に出して読んであげる
- 子どもが絵札を取る
- 一文字ずつ読んであげて、ひらがなの練習にも
好きなキャラや家族のエピソードが入っていることで、子どもが自然と覚えて楽しんでくれるようになります。
3:カルタ作りをもっと楽しむコツ
テーマを決めると楽しさ倍増!
「ひらがな50音すべてを作らなきゃ!」と思うとハードルが高く感じるかもしれません。
でも、まずは好きなテーマで5枚だけでもOK!
- 子どもの好きなキャラクター
- 動物・乗り物・食べ物
- 季節の行事(春・夏・ハロウィン・クリスマスなど)
- 家族あるある、兄弟ネタ
テーマがあると、文章もイラストもまとまりやすく、子どもにとっても親しみやすいです。
子どもの名前や好きな言葉を入れてみよう!
さらに盛り上がるのが、「名前入り」や「家族のおもしろ話」。
たとえば⋯
- 【あ】あいちゃんが だいすきな いちごあめ
- 【と】とうさんが へんなうたを うたったよ
子どもの名前やエピソードを入れることで、自分だけのかるた感がアップ!
家族で笑いながら楽しめる、思い出深い1枚になりますよ。

私は絵札に子どもの写真を入れたものを作りました
ひらがな学習・語彙力アップにも◎
楽しく遊んでいるうちに、自然とひらがなが覚えられるのも大きなメリット!
- 読み札を読み上げる
- イラストと文字を見比べる
- 「〇〇の【あ】だね!」と声かけする
遊びながらひらがな×想像力×コミュニケーションが身につく、まさに知育遊びです。
4:実際に作ってみた!我が家のAIカルタ体験談
「これ、ママが作ったの!?」と嬉しそうに
カルタが完成して初めて娘に見せたとき、
開口一番「これ、ママが作ったの!?」と目をキラキラさせながら言ってくれました。
自分の名前や大好きな食べ物が入っている札は、特にお気に入り。
娘の名前は最初に覚えたひらがなでもあったので、読み札に登場するとすぐに反応してくれて、
「〇〇ちゃんのの【な】だよね!」と得意げに答えてくれるようになりました。
AIが作ってくれた札なのに、親の手づくり感もたっぷり
ChatGPTで読み札の文章は考えてもらったけれど、
イラストを選んだり、印刷して切ったり貼ったり…最終的には私の手で形にしたもの。
だからこそ、ママが作ってくれたという実感を持ってくれたのかもしれません。
一緒に遊ぶたびに、「これはママがつくったんだよね!」とうれしそうに話してくれます。
想定外だった印刷代問題も…!
予想外だったのが、カラー印刷のコスト。
ひらがな46音分の札を「読み札・取り札それぞれ作った」ため、全部で92枚分。
我が家にはプリンターは無いのでコンビニ印刷しましたが50円×10枚かかりました。
さらに厚紙に貼る作業も地味に時間がかかる…でもその分、完成したときの達成感は大きかったです。
それでも「作ってよかった」と思えた理由
子どもの嬉しそうな顔と、「あそぼう!」と自分から誘ってくれる姿を見て、
「ああ、がんばって作ってよかったな」と心から思いました。
- 名前や好きな食べ物入りで、より親しみやすい
- 遊びながらひらがなを覚えてくれる
- 「ママが作った」という特別感でさらに喜んでくれる
そんな、AIと手作りのいいとこ取りができたのが、今回の最大の収穫でした。

まとめ
市販のカルタに「推しキャラ」がなかったことから始まった、AIカルタ作り。
最初は「そんなことできるの?」と思っていたけれど、ChatGPTが読み札を考えてくれて、
イラストを選んで、貼って、切って、印刷して…
気づけば夢中になって作業していました。
AIが得意な部分は任せて、手作りのぬくもりをプラスすることで、
世界に一つだけのわが家のカルタが完成。
- ひらがなの練習になる
- 好きなテーマだから楽しく続く
- 作る工程も遊ぶ時間も、親子の思い出になる
ママが作ってくれたという実感が、子どもにとって最高のプレゼントになったようです。
「ないなら作る」という選択が、こんなに楽しい時間になるなんて思いもしませんでした。
この記事を読んでくださったあなたも、ぜひオリジナルカルタを作ってみてくださいね。